花満開、ハウス桃の授粉行う

県内一のシェアを誇る桃の産地、尾道市で花粉を授粉させるための手はたき作業が行われています。

8日から作業始めたJA尾道市桃部会長を務める大前章さん(77)の園地ではハウス栽培の日川白鳳の満開に合わせた恒例の作業が春の訪れを告げています。温度管理のできるハウス栽培では、ボイラーによる加温を始める時期が重要なため最低温度管理を徹底し、毎年10日ころに満開を迎えます。4月には摘果を行い、順調に生育が進むと5月末には出荷が始まります。大前さんは「休眠期で樹勢がしっかり回復しているので、今年は最高の出来になりそう。消費者においしい桃を届けられるようがんばりたい」と意気込みを話していました。尾道市では1970年頃から桃栽培が活発になり、1990年から2000年に糖度の高い早生品種として日川白鳳を導入。現在ではあかつき、なつっこ等も栽培されています。今年、同桃部会は会員99戸で90tの出荷を計画しています。
写真説明:手はたきで一花ずつ受粉させる大前さんと妻の糸枝さん
(情報提供:JA尾道市)

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