木ノ庄東幼稚園で個人情報紛失

市教委会見尾道市教育委員会は10日午前、市役所内で記者会見を開き市立木ノ庄東幼稚園で園児らの個人情報が記載された帳簿「指導の記録」を7月中旬に紛失、現在も見つかっていないと発表しました。会見には市教委から大﨑多久司教育総務部長と河本達男庶務課長が出席。冒頭で今回の不祥事について詫び、深々と頭を下げ、個人情報保護と適正な文書管理について指導の徹底を図り再発防止に万全を尽くすと語りました。市教委の説明によりますと、終業式があった7月19日の午後3時ごろ、4歳児クラス(全15名)の担任教諭が7月の出席状況を「指導の記録」に記載しようとした際に無くなっていることに気付いたということです。担任教諭が最後に「指導の記録」を使用したのは17日の午前11時頃でした。「指導の記録」には4歳児15名の氏名や生年月日、出欠状況や健康診断の受診状況のほか、給食費等の支払いの有無が記載されていたということです。また15名の内2名については住所、電話番号、保護者氏名、続柄も記載されていました。2名のみ詳細な情報が記載されていた理由については、当初は15名分を記載するつもりだったところ、2名分記載した時点でこの帳簿には記載する必要が無いと判断し途中で止めていたためです。「指導の記録」はA4サイズ厚さ1cmほどの冊子で、普段メモ代わりに使用している補助簿のようなものです。日頃は担任教諭が鍵のついていない机の引き出しに入れて管理していました。指導の記録を示す大﨑部長「指導の記録」は他のクラスや市立幼稚園でも使用されていますが、いずれも鍵のかかる場所での保管はされていないということです。その後、担任教諭が園代表の教諭に紛失を報告。他の教諭らとともに園内を捜索、担任も自宅などを探しましたが見つからず、8月6日に園長に報告し、翌7日園長から市教委に報告がありました。9日には担任教諭が尾道警察署美ノ郷交番へ遺失物届を届け出ています。市教委では、10日午後2時から、木ノ庄東小学校で保護者説明会を開くことにしています。また、この件に関し、佐藤昌弘教育長は、園児、保護者に大変ご迷惑をおかけするとともに、市民の皆様の信頼を裏切る行為として、教育長として誠に申し訳なく思っております。心よりお詫び申し上げます。引き続き、個人情報の発見に向け、全力を尽くしてまいります。また、今後、個人情報保護及び適正な文書管理について指導の徹底を図り、再発防止に万全を期してまいります。とコメントしました。

関連記事

ブログカレンダー

2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

アーカイブ

ピックアップ記事

  1. 2024-11-21

    尾道市特別番組『HIV/エイズ・性感染症を考える』

    12月1日の世界エイズデーに合わせ、尾道市特別番組『HIV/エイズ・性感染症を考える』を放送します。…
                       
ミッチー
 
インターネットサイマルラジオ
リスナープレゼント
番組へのメール
番組表
パーソナリティー紹介
 

番組パーソナリティー

ページ上部へ戻る