東御所町、シネマ尾道で11月20日から上映が始まる映画「キャタピラー」の先行上映が7日、行われ、上映終了後、監督の若松孝二さんが舞台あいさつしました。
若松監督は、「キャタピラー」について「普通の夫婦を、人間を描いた。スクリーンの向こうに戦争がある」と語り、戦争は「国がはじめ、個人が犠牲になる。何一ついいことはない」と、痛切な思いを訴えました。

キャタピラーは、戦争に行き、四肢を失った夫・久蔵の面倒を見続ける妻・シゲ子の姿を通じて、戦争の愚かさと悲劇を痛烈に語った衝撃作です。
2010年ベルリン国際映画祭コンペティション部門で妻・シゲ子を演じた寺島しのぶが銀熊賞最優秀女優賞を受賞しました。

キャタピラーは、シネマ尾道で11月20日から12月17日まで上映されます。

キャタピラー 予告編

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