秀策ゆかりの品、市指定文化財に
- 2011/5/9
- 尾道のニュース
江戸時代後期、囲碁の布石の基礎を築き、碁聖と仰がれている因島出身・本因坊秀策ゆかりの品15点が、尾道市の有形民俗文化財に指定されました。
指定をうけたのは、秀策母子愛用の碁盤と碁石、秀策十六歳の筆跡書幅、頼聿庵「詠虎次郎」の書幅など15点です。これらの品は、所有していた個人から、尾道市が寄託をうけ、因島外浦町の本因坊秀策記念館で展示しています。秀策、幼名・虎次郎は、早くから囲碁の才能を見いだされ、9歳で本因坊家に弟子入り。20歳で第14世本因坊の跡目となり、21歳で御城碁(おしろご)に出仕、12年間で19連勝をおさめました。尾道市は、秀策ゆかりの品を市有形民俗文化財に指定することで、秀策の遺品を後世に伝え、尾道市を代表する先人として顕彰していくことにしています。