小林和作奨励賞の授与式
- 2018/2/10
- 尾道のニュース
平成29年度小林和作奨励賞の授与式が2月10日、尾道市立美術館で開かれ、尾道大学大学院美術研究家油画コース1年生の塔尾栞莉さん(23)に賞状と奨励金30万円が贈られました。小林和作奨励賞は、昭和56年に小林和作の夫人・敏子さんからの寄付金をもとに創設された基金により運用されており、平成17年度から制定。尾道市の美術振興に寄与することが期待できる、若手美術家である尾道大学大学院美術研究科の学生(1年生)を対象にしており、昨年までに12人が受賞しています。塔尾さんは「受賞を聞いて、ふわふわしていたのですが、授賞式で実感がわきました。頭の中の薄れてゆく記憶を、かたちにしたくて制作をつづけてきました。受賞作品は、幼稚園の発表会の感覚をかたちにしました。これから壁にぶつかることがあると思いますが、この賞の励ましで、がんばります」と受賞の喜びを語っていました。塔尾さんの作品は、市立美術館で現在開催中の尾道大学卒業制作展の会場内に展示されています。