平山美術館で被爆画学生展
- 2022/6/1
- 尾道のニュース
瀬戸田、平山郁夫美術館で「『無言館』所蔵作品による〈ふたりの被爆画学生〉展 手島守之輔・伊藤守正」が始まりました。原爆投下直後の広島や長崎に入って被爆し、若い命を散らした二人の画学生。原爆は一瞬にして二人の命とともに、彼らの豊かな表現力と可能性をも奪い去りました。二人が生前に描いた、誠実でひたむきな、美しい色彩の風景画や人物画を、戦没画学生慰霊美術館「無言館」の所蔵品から紹介しています。平山郁夫自身15歳の時、広島での被爆体験があります。ロシアのウクライナ侵略の今だから、これらの作品から平和を考えてほしいと美術館関係者は話しました。会期は7月22まで。(写真 上:手島守之輔の作品「風」と「奇蹟の渇望」を見る人 中:伊藤守正「メロンと洋なし」下:平山郁夫「平和の祈り『サラエボの戦跡』(大下図)」)