小林和作奨励賞、小林和作賞授賞式
- 2021/2/6
- 尾道のニュース
令和2年度小林和作奨励賞の授与式が2月6日、尾道市立美術館で開かれ、尾道大学大学院美術研究家油画研究分野1年生の木原健志郎さん(23)に賞状と奨励金30万円が贈られました。
小林和作奨励賞は、昭和56年に小林和作の夫人・敏子さんからの寄付金をもとに創設された基金により運用されており、平成17年度から制定。
尾道市の美術振興に寄与することが期待できる、若手美術家である尾道大学大学院美術研究科の学生(1年生)を対象にしており、昨年までに15人が受賞しています。
今年度は10人が作品を提出し、その中から木原さんが選ばれました。
木原さんは「あと1年尾道いる間にいい作品が作れるように精進していきたい」と語っていました。
木原さんの作品は、市立美術館で現在開催中の尾道大学卒業制作展の会場内に展示されています。
また、新型コロナウイルス感染症の影響で延期されていた今年度の小林和作賞の授与も併せて行われ、NPO法人空き家再生プロジェクトの豊田雅子代表理事に賞状と奨励金が贈られました。
小林和作賞は、尾道市の美術振興に寄与し功績が顕著であった美術家や団体、美術振興事業に贈られます。
「尾道ガウディハウス」に代表される芸術的価値の高い空家の再生や、再生した空家に芸術家を招いてアトリエやギャラリーとして利用してもらうアーティストインレジデンスといった活動が評価されました。