四辻由美子です。

あんなに暑かった夏は、台風と共に去って、今や朝の涼しさに、震え、布団を取り出した私です。一気に秋です。

秋と言えば、やはり芸術を楽しむでしょうか？そこで、先週の土日は、草戸千軒ミュージアムと尾道市立美術館に出かけてきました。

土曜日の午後は、草戸千軒ミュージアムで開催中の芸備の文人たちを。そして、日曜は長男家族と尾道市立美術館で開催中の山本二三展を。

芸備の文人たちは、戦がない江戸時代、高い文化的教養を持った文人と呼ばれる人たちの交流や作品が展示されています。地方の文人たちが自由に江戸や京都を往来し、交流している様に江戸時代が非常に自由で文化的な時代だったのだと、改めて思い知った気がします。良き時代です。そして、山本二三展。こちらは、大好きな天空のラピュタの美術監督ということで、彼の絵を食い入るように見て、目に焼き付けて来ました。緻密で繊細な木々や葉の描写と背景としての大らかな空の対比や、木造の建物があまりにリアルでとても人間の技に見えなかったのは私だけでしょうか。ぜひ、皆さんお出かけください。映像で見ると、あっという間に消えてしまう景色をゆっくりとみて、感動をして下さい。初秋のひと時、芸術を楽しんだ私です。