緊急事態宣言延長を受けての市の対応

尾道市は5月6日午前、第7回尾道市新型コロナウイルス感染症対策本部員会議を開き、明日7日から今月末までの対応を話し合いました。
政府が緊急事態宣言の延長を決め、広島県も昨日、今後の対応を発表したことを受けて開かれたものです。
それによりますと、緊急事態宣言が今月末まで延長されたことで、外出自粛や市主催のイベントの開催、文化施設の利用など、ほとんどはこれまでの対応を引き続き延長しますが、11日以降をめどに美術館や図書館など一部の文化施設については、利用制限が一部解除されます。

県では新規感染者が少ないなどの状況が続けば、休業要請や外出自粛などを緩和していくとしていて、市も基本的に同じ措置をとるとしています。

会議後に取材に応じた平谷祐宏市長は「出口が見えてきたことは、取り組みの大きな励みです。力を合わせて乗り越えていきましょう。」とコメントしました。

 


【広島県の対応に係る基本的な考え方について】

 ■事業所への休業要請の延長は県から事業所へ要請

 ■外出自粛については、市も県の方針に準じて市民の外出自粛要請を延長する。

 

【市の主催するイベントについて】

 ■基本的に中止または延期。


【文化施設の利用について】

 ■感染防止策を講じた上で、県の解除に準じて11日に平山郁夫美術館、12日に尾道市立美術館と圓鍔勝三彫刻美術館を開館。
■図書館については、12日以降、貸し出し、返却に限り利用可能。(館内での閲覧は禁止)
移動図書館は未就学児童施設などに限り再開。

 ■長者原スポーツセンター、因島運動公園、御調グラウンド・ゴルフ場、御調ソフトボール球場、向島運動公園、市民スポーツ広場、マリンユースセンターについては、屋内スポーツ施設の利用は中止。屋外についても、散歩やウォーキングなど健康維持のための個人運動以外の利用は中止。

 

【保育所、認定こども園】

 ■教育認定児童については原則休園。(ただし、保育認定を受けて教育認定を利用 する児童については、保育認定児童の取り扱いに準じた対応とする。) ・保育認定児童については、登園自粛をお願いする。(仕事を休んで家にいること が可能な保護者について、極力園児の登園を控えるようお願いする。)

 

【放課後児童クラブ】

 ■利用制限(3年生までの児童と特別支援学級に在籍し、家庭で過ごすことが困 難な児童に限定)を行ったうえで、登会の自粛をお願いする。(仕事を休んで家 にいることが可能な保護者については極力児童の登会を控えるようお願いす る。)

 

【子育て支援センター、子育て世代包括支援センターぽかぽか、児童館、児童センター】

 ■オープンスペース(屋内遊戯場)の利用を中止する。(ただし、電話による相談 は行いますが、事前予約による面談は中止します。) についても電話相談のみで面談やオープンスペースの利用は中止のままです。

 

【健康診査等の対応】

■尾道市が実施する特定健康診査、特定保健指導、後期高齢者健康診査、がん検 診、人間ドックに関しては、5月31日まで実施を中止する。特定健診受診券の発送は一時見合わせる。

 

全国で広がっている毎週金曜日の正午に医療従事者への感謝を表し行われる感謝の拍手「フライデーオベーション」に明後日から尾道市も参加します。
市役所や各支所で正午から1分間、職員が自分の席や外に向かって拍手をするということです。
市のホームページや公式ラインなどで市民へも周知していきます。

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