百島防災会、防災まちづくり大賞受賞
- 2015/2/12
- 尾道のニュース
町民の協力で耕作放棄地を活用し中型ヘリコプターの離着陸場所を整備した、百島町自主防災会が、総務省消防庁が主催する「第19回防災まちづくり大賞」(全国19団体)に選ばれ「日本防火・防災協会会長賞」(内10団体)を受賞。自主防災会の赤松嗣美事務局長ら4名が12日午前、尾道市役所を訪れ平谷祐宏市長に受賞を報告しました。赤松事務局長は「自主防災会のメンバーだけでなく、町民みんなの協力で受賞につながった」と報告、19日には地元で報告会を開ということです。自主防災会は、昨年10月に島内にある島民所有の耕作放棄地を活用し、木の伐採や除草、小屋の撤去などを行い中型ヘリコプターが離着陸できる場所を整備。同年11月には、広島県防災ヘリコプター、ドクターヘリコプターの離着陸場所の適地とされ、その後、県航空隊と連携し物資搬送訓練等を実施しました。整備したヘリポートは、今後も自主防災会で維持管理をしていくことにしていますが、市でもヘリ着陸場所(20m×20m)のコンクリート舗装を計画しています。また、土地利用についても所有者との間で20年の無償貸与についての覚書を交わすなど、住民の高齢化を考慮した長期的な考えをもって取り組んでいます。