5年ぶり、百島に診療所
- 2010/9/2
- 尾道のニュース
離島で医師の不在が続いていた百島に、診療所が開設されることになりました。
開設するのは、相模原市生まれで、現在は在宅医療専門クリニックにつとめる37歳の医師・次田展之さんです。次田さんは、以前から離島での診療を計画しており、瀬戸内海の島々を巡り候補地を探す中、昨年8月、初めて百島を訪れました。それ以来、数回、百島を訪れ、準備を進めており、来年4月を目途に新しい診療所をオープンする計画です。
百島町は、前の診療所が休止した2005年から医師の不在が続いており、住民らは診療所の再会を喜んでいます。
また尾道市も、医師不足のなか自ら進んで百島に移住する次田医師を歓迎しており、診療所の改修と医療器の購入費を助成するなど受け入れ体制を整えるため、今月からはじまる市議会で補正予算を計上します。
次田さんは、救急や外来、在宅、往診など何でもやりたいと意向を示しており、自身が所有する往診船を使い海を渡って訪問診療なども計画しています。また週に1日程度、尾道市夜間救急診療所にも勤務する予定です。