県立大 市内で猪を防ぐ研究
- 2018/8/16
- 尾道のニュース
尾道市の平谷祐宏・市長は16日 午前、定例の記者会見を開いて、県立広島大学の重点研究事業・地域課題解決研究を活用して、市街地にイノシシを近づけさせない取り組みを行うと発表しました。
県立広島大学の重点研究事業・地域課題解決研究は、県内市町や公的機関・団体などから提案された地域課題について大学教員が取り組むものです。
尾道市は生活圏へのイノシシの侵入が相次ぎ、市民からも多くの通報があることから市街地にイノシシが近づかないようにする地域課題を提案し採用されました。「イノシシ等有害鳥獣を近づけさせないプロジェクト」では、県立広島大学生命環境学部の三苫研究室が開発した超音波を使った忌避装置を利用し、イノシシの侵入がよく確認されている潮見町のスクールゾーンの住宅地を守る計画です。9月上旬、忌避装置を3台設置し、付近に設置する防犯用赤外線カメラの映像でイノシシの侵入があるか確認。十分な効果がない場合は山際の獣道付近に装置を移して検証します。