波の郷愁・緑川洋一展始まる

昭和30年頃の尾道の人々をとらえた写真展「波の郷愁 緑川洋一展」が7日から尾道市立美術館で始まりました。14日から始まる海フェスタに関連して企画された展示で、9月2日まで行われます。岡山出身の写真家・緑川洋一氏が昭和30年前後の瀬戸内海の各地を取材した「波の郷愁」から尾道取材作品約100点を展示。吉和漁港の家船や尾道水道の渡船、漁師町の露地に暮らす人々、ベッチャー祭りの様子などのモノクロ写真を4つのテーマごとに紹介しています。初日は午前9時から美術館玄関でオープニングセレモニーが行われ、主催者から尾道市教育委員会委員長の山北篤氏と中国新聞備後本社・代表補佐竹森俊之氏、来賓として緑川洋一氏の長女・西瑞子氏、尾道市副市長、加納彰氏、尾道市議会議長、檀上正光氏がテープカットを行い開幕を祝いました。会場を訪れた人々は、懐かしさを感じさせる作品を熱心に鑑賞していました。午前10時からは、館内で特別講演会が開かれ、「緑川洋一 風景写真家に至るまでの道」と題して、岡山県立美術館学芸員の広瀬就久氏が講演を行いました。

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