木織さん内閣府女性チャレンジ賞受賞
- 2011/6/29
- 尾道のニュース
NPO法人工房おのみち帆布の木織雅子理事長が内閣府から傑出した女性に贈られる「女性のチャレンジ賞特別部門賞」を受賞し27日、首相官邸で与謝野馨担当大臣から表彰されました。チャレンジ賞は男女共同参画社会に向けて起業、NPO法人活動、地域活動で挑戦し輝いている個人や団体を表彰しているものです。今年度は「地域を変える女性の力」をテーマに木織理事長の他、岡山県からNPO法人吉備野工房ちみちの加藤せい子理事長と、福島県のNPO法人素材広場の横田純子理事長が選ばれています。木織理事長は10年前、伝統産業の帆布工場を見学したことをきっかけに、帆布を活用したバッグなどの製造販売を開始。今では年間5000万円の売上を誇るまでに成長。3年前からは向島町立花自然活用村で綿を栽培し地域の資源を活かした染色材料を商品化するなど新しい事業を展開しています。木織理事長は「今回の受賞はとても光栄なことです。尾道の土壌もさることながら、NPOとして出発することで、たくさんの皆さんのご協力をえることができたから、ここまでやって来れた。また、若い力との出会いも大きかった。尾道は、若いアーティストが住むには、とてもよい環境だと思う。これからも、地域資源を活かした事業を展開し、雇用を生み出すことで社会に貢献したい。」と語っていました。