最高の出来、ハウス桃出荷始まる

県内で6割の出荷シェアを誇る尾道市で4日、ハウス桃の出荷が始まりました。
今年は3月から4月の生育期に気温がなかなか上がらなかったものの、ハウス内の温度調節の徹底により糖度は12度、着色具合、玉揃いが良好な最高の出来に仕上がりました。

4日、生産者が出荷したのは果汁が多く、とても甘みのある「日川白鳳」で、約300キロをJA尾道市 東尾道選果場に持ち込み、検査員が選果。県内3市場に出荷しました。6月下旬から露地栽培も出荷も始まり、8月中旬まで約90トンの出荷見込み。
ハウス桃を出荷したJA尾道市桃部会の大前章 部会長(79)は「今年も最高の出来。子どもを育てるように愛情を注いで栽培し、娘を嫁に出すような思いで出荷している。」と、自身に満ちた表情で話していました。桃をわが子に例えるほど大事に、丹精込めて作っています。
尾道産の桃は市沿岸部、島しょ部中心に93戸の生産農家が、約8ヘクタールの栽培面積に「日川白鳳」、「あかつき」、「なつっこ」などの6種類を栽培しています。

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