御調町 荒神グロ(ムクノキ)が史跡に
- 2012/6/29
- 尾道のニュース
御調町平の市天然記念物「エノキ」が実は「ムクノキ」だったことを受けて、28日開かれた教育委員会で、尾道市天然記念物の指定が解除され、かわりに付近一帯が荒神グロ(平の日時計)として史跡に指定されました。
荒神グロは、古くから分水協定の指標として歴史的に重要な土地であり、平の日時計として親しまれていました。
明治時代の文書によれば、荒神グロが陰った時を分水の基準としており、この地に根をおろすムクノキとともに、御調町平のシンボル的存在となっています。こうした地域的な価値、歴史的価値が評価され、新たに尾道市史跡として指定されました。