幽玄の美 第25回尾道薪能

第25回尾道薪能が7日 午後6時から東久保町、浄土寺で開かれ、およそ800人が鑑賞しました。

尾道薪能は足利義満の庇護により発展した能を室町幕府創始者・足利尊氏ゆかりの浄土寺で観る機会をと、「尾道足利氏ゆかりの会」が主軸となり毎年開いている初夏の恒例行事です。平成18年には広島県文化賞を受賞しています。
演目は能の見せ所を舞と謡いで演じる仕舞が「春榮」と「岩船」、「羽衣」、「山姥」、狂言「酢薑」、能「菊慈童」。
「菊慈童」はシテの童子を観世流準職分の吉田篤志さんが演じ、華やかな舞を披露。かがり火に浮かぶ舞台と太鼓、笛でつくる幽玄の世界で観客を魅了しました。


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