尾道市立大学 卒業式
- 2018/3/23
- 尾道のニュース
平成29年度 尾道市立大学 学位記授与式が23日(金)、JR尾道駅前 しまなみ交流館で開かれ、経済情報学部、芸術文化学部 日本文学科、美術学科のあわせて311人、大学院 美術研究科の12人が卒業しました。
中谷武学長は告辞で瀬戸田町出身の日本画家・平山郁夫氏の本から「創作活動は二等辺三角形に似ている。高い二等辺三角形をつくるには底辺(基礎)を広げなければならない」、高い頂を築く(創造する)ためには「思想を持つ、志を持つ」ことが必要という一節を紹介。また経済学者アルフレッド・マーシャルの「Cool Head But Warm Heart(冷静な頭脳と暖かい人間性)」を引き合いに、「何歳になったとしても絶えず底辺を広げ自分の志を大切にしていただきたい」と激励しました。
学部卒業生を代表し、日本文学科の田端敏之さんは「全ての経験は『尾道』という街で経験したからこそ大きな意味を持つように思う。この街で過ごした四年間をいつでも思い出し、見いだした専門分野をこれからも探求し続ける」と謝辞。
大学院 修了生 代表の美術研究科 池上望月さんは「ここで過ごした六年間は、環境にも人にも恵まれた本当に幸せすぎる学生生活でした。成長するほど頭の下がる稲穂のように謙虚な気持ちを持って、新しい未来に向かって歩みを進めてゆければと思っています」と決意の言葉を述べました。
尾道市立大学によりますと3月15日現在、卒業生のうち就職希望者は268人で内定者は249人。内定率は92.9%となっています。(写真:経済情報学科を代表して学位記を受ける宮内友貴乃さん)