尾道大学でスパコン「京」の講演

尾道市立大学は市民にも開かれた新春特別講演会「京コンピュータの話」を1月14日午後、大学E棟講義室で開きました。講師に日本のスーパーコンピュータ研究を牽引してきた、東京大学名誉教授で神戸大学特任教授の小柳義夫(おやなぎよしお)さんを迎えて、日米のスーパーコンピュータの開発競争の歴史、現在稼働している「京」コンピュータが、基礎研究から産業界まで、いかに役立っているかを話しました。ウイルスの分子レベルの解明による創薬、航空機、ロケットの空気の流れ、高層建築の構造、超新星爆発シミュレーションなどをあげ、わかりやすく講演しました。また、防災につながる地球全体の気象シミュレーションは「京」を使っても20時間ほどかかり、天気予報に使えないことを例に、次世代のスーパーコンピュータの開発の必要性を説きました。
講師 小柳義夫教授.JPG

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