尾道の桃 出荷始まる
- 2015/6/10
- 尾道のニュース
JA尾道市東尾道選果場で3日、ハウス栽培の桃の出荷が始まりました。
(写真:桃を丁寧に収穫する大前部会長)
3、4月は低温や天候不良が続き、生育の遅れが心配されていましたが、ハウス内での徹底した温度管理や5月以降の好天気により、糖度は12度を超え、着色具合、玉ぞろいも良く、上々の仕上がりとなりました。
同日に出荷された桃「日川白鳳」は、一口かじると果汁が溢れ、口一杯に広がるさわやかな甘味が特徴。初日は例年よりもやや多い約400㌔の桃が同選果場に持ち込まれ、JA検査員が着色具合などを検査。化粧箱やパック詰めにし、広島県内の市場へ出荷しました。6月下旬からは露地栽培の出荷が始まり、8月中旬までに約80㌧の出荷を見込んでいます。
桃部会の大前章部会長(80)は、「今年も出来は良好。消費者のもとへ最高の桃を届けなければならないという使命感を持って、これからも部会一丸となって出荷に取り組んでいく。」と意気込んでいました。
同部会は尾道市沿岸・島しょ部である高須町、山波町、向島町を中心に88戸の生産農家が約8haで「日川白鳳」「あかつき」「赤宝」「なつっこ」などを栽培しており、県内では約6割のシェアを占めています。