奈良への道 平山郁夫展
- 2010/6/2
- 尾道のニュース
瀬戸田町、平山郁夫美術館で平城遷都1300年記念特別展「シルクロード 奈良への道 平山郁夫展」が始まり、2日、オープニングセレモニーが開かれました。セレモニーでは、亀田良一・理事長や奈良県立万葉文化館の中西進・館長があいさつ。このあとテープカットでオープニングを祝いました。
故・平山郁夫画伯は自らの被爆体験から仏教に関心をよせ、それが日本文化の源流を尋ねるシルクロードへと繋がっていきました。今回の展覧会は、平城遷都1300年を記念し、奈良県立万葉文化館から依頼を受けて企画。シルクロード、奈良・大和路に焦点を当て、仏教伝来の道、日本文化の源流をたどるシルクロードの20年あまりにわたる連作をはじめ、終着点としての大和路を描いた作品群を一堂に集めています。また、生前、新作として取り組んだ平城京の下図も出品されています。
「シルクロード 奈良への道 平山郁夫展」は奈良県立万葉文化館、広島・平山郁夫美術館、山梨・平山郁夫シルクロード美術館を巡回。既に会期を終えた万葉文化館ではおよそ6万7千人もの来場者があり、故・平山画伯の人間としての高さが偲ばれています。