尾道市因島重井町のJA尾道市ピーマン部会が生産する大ピーマンの出荷が本番を迎えています。例年並みの5月上旬の出荷始めも、乾燥が続きやや小玉傾向になりましたが、6月中旬の長雨によって大玉で肉厚の仕上がりになりました。7月下旬まで約100トンの出荷、2,000万円の販売高をめざしています。重井集出荷場では生産者が収穫し持ち込んだピーマンを検査員が大きさと形によって3等級3階級に選別。5キロ段ボール箱に詰めて県内をはじめ京阪神へ出荷。JA尾道市因島営農センターの柏原巧センター長は「因島重井町のピーマンはボリューム感が特徴。降雨と生産農家の技術で今後の生育が進み、単価も上向きそうです。」と話しています。同町で9戸の農家が栽培する中獅子型品種の大ピーマン「ニューエース」は、大玉肉厚でつやのある濃い色で苦味が少ないのが特徴。肉詰め料理などに相性が良いことから市場から引き合いが高く、昭和50年代の中頃には50戸以上の農家が栽培していました。現在では産地の高齢化で農家が減少していますが、長年培われた栽培技術でその味を守り続けています。
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