三体廻し勇壮に
- 2016/6/25
- 尾道のニュース
勇壮な三体廻しで知られる、尾道の三大夏祭りの一つ祇園祭が25日開かれました。久保2丁目の八坂神社で午後5時半から祭典が営まれ、一つ巴(久保)、二つ巴(長江)、三つ巴(土堂)の三体神輿が神社を出発し「ヨイヤサーのヨイヤサー」の掛け声とともに各町内を練り歩きました。午後6時からは神社境内で地元住民や団体による模擬店「祇園市」が開かれ、商店街の土曜夜店との相乗効果もあり多くの人出でにぎわいました。7時頃には、それぞれの神輿が土堂1丁目の渡し場に集結。各神輿の紹介と三体の神輿を縄で繋げて担ぐ、三体揃い踏みが披露されました。徐々に担ぎ手の熱気や緊張感が会場内に伝わっていく中、渡し場の中央に立てられた幟の周りを回るタイムを競うタイムトライアルへと突入。400キロ以上ある神輿を担いでいるとは思えぬほどの速さで11人の担ぎ手が駆け抜けると会場を埋め尽くした観客から歓声や拍手が贈られていました。クライマックスの三体廻しでは、一つ巴が一番づけし、三つ巴、二つ巴の順番に幟の根元に神輿がつけられ三体すべての神輿が幟につけられると、観客からはより一層の拍手や歓声が沸き起こっていました。