ドビン逝く

観光ガイド犬として市民や観光客らに親しまれていたドビンが3日朝、土堂1丁目の世話人宅で亡くなったと山陽日日新聞が伝えた。数え年で18歳だったという。長年ドビンの世話をしてきた商店主の話では、ドビンは2週間前から体調を崩していたという。ブログ「ガイド犬ドビンの尾道放浪記」も6月26日で更新が止まっており、「また元気になって商店街に帰ってきたら再開するからそれまで待っていてね。」と結んでいた。昨年、長江小と土堂小の児童により制作され、本通り商店街の絵のまち館に設置されているドビン石像の前には花が供えられ、「観光犬で親しまれたドビンが今朝天国へ旅立ちました。長い間観光客の皆さんにかわいがられた一生でした。私たちもドビンからいっぱいの”いやし”をもらいました。」とメッセージが記されていた。飼い主の引っ越しにより一時は孤独だったドビンが少しずつ市民にとけ込み、その最後は多くの市民や全国のファンが悼んだ。

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