尾道出身の音楽家、伊藤憲孝さんが企画した「東日本大震災復興支援チャリティークラシックコンサート」が26日午後7時からしまなみ交流館で開かれました。地元出身の音楽家や市民合唱団のほか、多数の演奏家が全国各地から駆けつけ被災地に向けて心を一つにして演奏を披露しました。冒頭で伊藤さんはコンサート企画に至った思いについて「震災で大きな被害を受けた様子を目にした時、音楽家として何が出来るのか、やはりいつもと変わらず音楽をして楽しむこと。そして希望の光として被災地に届けたい」と語り、趣意に賛同し主催した尾道市と平谷祐宏市長に礼を述べました。伊藤さんと同じくピアニストの磯部俊哉さんとの連弾でプログラムがスタート。後半は、今回のコンサートのために特別編成したオーケストラでモーツァルトのピアノ協奏曲第20番などを披露し、満員の会場からは惜しみない拍手が贈られていました。この日寄せられた募金は、全額被災地に贈られます。