ぶどうの出荷始まる 「デラウェア」

県内90パーセントの出荷量を占める尾道産の「デラウェア」の出荷が26日 JA尾道市木ノ庄西支店選果場で始まりました。
JA尾道市管内では、ぶどう部会員50人が生産。今年は寒さや災害による被害もなく、また糖度も20度以上で粒も大きく、上々の出来だということです。
栽培も「加湿」から、「無加湿」、「露地」と各作型を確立しており、5月下旬から8月末まで連続した安定出荷でおよそ97トンを出荷する見込みです。

初日の26日は250キロ(箱数にして、2キロ箱 49ケース、4パック詰めの箱 29ケース)を出荷。JAの検査員が着色と房の形で4等級4階級に分け県内外の市場へ送りました。初出荷をしたJA尾道市ブドウ部会の穏地利行さん(69歳)は「重油の高騰や、消費税増税が生産に響いている。丹精込めて作ったデラウェアなので、JAや各市場にがんばってもらいたい」と今年の出荷への思いを話していました。

また、尾道市立木ノ庄西小学校の1、2年生6人が生活課の授業の一環として選果場を訪れました。「デラウェア」が検査員のチェックを受け、ローラーの上を移動して、梱包される様子を真剣な眼差しで見学しました。今年1年生になった上田こうりょうくん(6歳)は「ぶどうがいっぱいあってびっくりした。レールの上をコロコロ転がるのが楽しかった」と話してました。

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