製造許可制・・・どうなる?尾道の手作り漬物

2021年6月の食品衛生法の改正で漬物製造業が許可制となり、5月31日で経過措置の3年が終わります。6月以降、製造を行う場合、条件を満たして都道府県から許可を得る必要があり、全国で小規模・零細の漬物事業者の廃業が問題となっています。

野菜や果物、加工品など地元の食材を扱う 東尾道のJA尾道市の農産物直売所 ええじゃん尾道では、これまでおよそ30の生産者が漬物を卸していましたが、許可制となってからも続けるのはわずか3割。7割が継続をあきらめています。ええじゃん尾道は店舗併設の共同施設を利用しての継続を勧めましたが応じる人はなく、既に自前の設備を整えている一定の規模の事業者だけが継続します。地元の野菜や加工品が並ぶ 御調町の道の駅クロスロードみつぎでは、季節により十数軒の生産者が漬物を出荷していましたが、6月以降は半減するということです。

漬物製造は以前は届出制で、都道府県に届け出をすれば個人農家なども家庭で作ったものを販売できました。経過措置が終わる6月以降は素材を洗う専用シンクや専用調理場など一定の条件をクリアして許可を得る必要があり、高額な設備投資が必要となることから、これを機にやめる個人事業者が多いということです。
作り手によって異なる味が楽しめる手作り漬物。衛生面の強化で食の安全・安心が高まる一方、多くの商品が消えることになります。

 

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