四辻由美子です。

　よく雨降りますね。昨日もラジオでお話しましたが、この時期に降る長雨を『たけのこ梅雨』というそうです。筍がそろそろ出てくる頃に降る雨。『菜種梅雨』もあります。菜の花が咲く頃に降る長雨。季節がわかり、とても風流なネーミングですよね。

雨で言うと、春に花が咲くのを促す『催花雨』、梅雨の別名を『五月雨』また、卯の花が咲く頃なので、『卯の花腐し』の異名も。梅雨に入るのを入梅。激しく降って、からっと止む『男梅雨』、しとしと降り続く『女梅雨』。これは、最近では、反対なんじゃないかな。時代で変わりますよね。

梅雨が終わる寸前に降る大雨を『送り梅雨』。梅雨が明けた後に梅雨時のように降る雨を『戻り梅雨』、『返り梅雨』と言われます。夏には夏の雨があります。七夕の前日に降る雨を『洗車雨』。洗車？よく洗車した後に雨が降って、がっかりしたなんて経験ありますが、違います。織姫と彦星が一年に一度会える日の為に彦星が会う時に乗っていく牛車を洗車することから洗車雨と言ったのだそうです。なんて、ロマンチックなんでしょう。現代でも、明日彼女とデートするとしたら、車の中も外も綺麗にするでしょう？そして、当日雨が振ったら、やれやれですけどね。まだまだ、雨の話は続きますが、興味のある人は調べて下さいね。なんでこんな話になったのかしら？きっと、NHK大河ドラマ「光る君へ」の影響かしら？楽しみに見てますよ。
皆さんは？

私の行く道をふさいで逃げない鳥、あなたは誰？